線路の終わりを 見に行こう
終着駅にある線路のいきどまりをわざわざ見に行って
駅周辺を散策する旅が書かれている
なかなか面白かった

終着駅を味わうのが目的なので
食事や観光はあくまでオマケ
したがって
楽しい思い出ばかりではない
食事が不味かったとか
宿が高いのにイマイチだとか
観光施設が中途半端で満足できなかったとか
トホホな目にあったことも
たくさん載っていた

ちなみに著者と旅の同行者は
鉄道マニアではない
しかしひとつだけ
惜しいな~と思ったところがある

地図を見ながら
久留里線が盲腸線になった理由を想像する場面だ
著者が
「いすみ鉄道(旧木原線)」と「小湊鉄道」を混同しており
文がデタラメになっていたのだ

編集者もこのミスに
気づかなかったのだろうか

我が町にあるJR安房鴨川駅も
内房線と外房線の終着駅となっている
だが
内房線と外房線の線路がつながっているので
この本で紹介されている終着駅のようないきどまり感は
味わうことができない
ふたつの路線は
それぞれ安房鴨川で折り返しているが
昔は安房鴨川どまりではなく
房総南部を一周するように走っていたらしい
現在でもたまに
臨時列車が直通運転している

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